2015年11月26日
つくば市 高校受験対策 2016年度 その1 茗溪学園高等学校

故あって(ってか、子供がそんな歳なので)、高校受験対策として、つくば市近辺の高校を調べることにしました。
なお、2016年度情報ですので、あしからず。
ってことで、その1は「茗溪学園高等学校」です。
詳しくは茗溪学園ホームページをご参照ください。
茗溪学園は、洞峰公園の南、つくば市稲荷前に位置する私立の高校です。
生徒数750人程度、1学年250人程度です。が、ここで高校受験の受験生の皆さんには注意が必要です。茗溪学園は中等部があるので、そこから上がってくる生徒がいます。なので、高校時の募集はもっと少ないんです。
2016年度の募集要項では一般入試25人、推薦入試15人の計40人という狭き門になっています。これに帰国生入試が加わるのですが、定員は一般入試枠に含むようです。
ただ、合格後に辞退する人がいることを考慮して、合格者数は募集定員より多くなるようです。平成27年度高校入試の結果では、一般入試募集定員25人に対して、応募者数74人、受験者数68人、合格数42人で、およそ3人に2人は合格してることになります。推薦入試の場合は、募集定員15人に対して、応募者数28人、受験者数28人、合格数28人です。推薦は応募さえできればほぼ合格するようです。まぁ、応募までにいろいろな調整が入るのだと思いますが・・・
さて、試験ですが、一般入試はA方式とB方式に分かれます。A方式では英語のみ、B方式では国語、数学、英語です。いずれも50分の筆記試験です。理科、社会は入学試験という意味では全く不要です(とはいえ、内申はあるので中学で勉強しなくていいというわけではないですよ)。
また、面接もあります。本人面接はA方式、B方式関係なく全員あります。保護者同伴はA方式は全員、B方式は寮生、帰国生のみが対象です。
で、A方式とB方式の違いですが、A方式は帰国生入試と同じ条件のように思われます。帰国生入試とは出願期間や試験日が異なります。帰国生入試のほうがやや早いですね。B方式はそれ以外の一般入試になります。
続いて推薦入試です。
いくつか条件がありますが、おもに3つのパターンがあります。まずは日本の中学校卒業見込みの場合(2パターンあります。)
a. 2 年次及び 3 年次 1 学期(前期)の 9 教科の評定平均値がいずれも 4.2 以上で、数学及び英語の評価がいずれも 4 以上の者。
b. 2 年次及び 3 年次 1 学期(前期)の 9 教科の評定平均値がいずれも 3.8 以上で、学術・芸術・スポーツ等で広く高い評価を得た者。
一芸に秀でていれば、平均3.8以上です。一芸に秀でているというのは判断が難しいですが、スポーツでいえば県大会優勝もしくは準優勝クラス、らしいです。
もう一つあいまいで分かりにくいのが「2 年次及び 3 年次 1 学期(前期)の」という言い回し。2年次は1学期しか見ないようにもとれるし、全期を見るようにもとれますね。ここはよくわかりません。
そして、最後の3パターン目。これは
出願時に現地校・国際校に在学し、2016 年 3 月までの在学期間が 2 年以上の者で、下記a~dのいずれかに該当する者。または、2012 年 4 月~2016 年 3 月の間に現地校・国際校に在学し、海外在留期間が 2 年以上の者で、下記a~dのいずれかに該当する者。
a. 英検準 1 級以上を取得。
b. TOEFL : iBT 70 点以上
c. TOEIC : 800 点以上
d. IELTS : 5.5 以上
だそうです。TOEIC800点って夢のまた夢なんですけど・・・
一般入試問題の傾向です。
【国語】
・漢字の読み書き
基本的な読み書き、適切な感じが書けるように
・現代文(例年:文学作品1題、説明的文章 1題)
主題、論旨についてとう問題が例年出題されています。
自分の言葉で表現する力、主語、述語などを的確に用いる力を見るそうです。
・古典(1題)
基本的な古語、文法をしっかり学習しながら、代表的な古典作品を読解しておくとよいそうです。
作品名と作者が漢字で書けるようにしておく、文学史についても併せて学習しておくことだそうです。
【数学】
・基本的な計算/方程式が出題されます。
・早く正確に計算する力が必要です。
・関数の問題は例年出題されています。応用力を身に着けてください。
・例年、ややレベルの高い問題も出題しているそうです。
・図形問題
・基礎的な事項、および、応用力を漬けるように学習してください。
・高度な問題も出題されるので少し難しめの問題にチャレンジを。
【英語】
・リスニング
・絵の説明、会話の英語を聞いて内容を理解する問題。普段から基礎英語など英語を聞く機会を増やして練習してください。
・語彙/熟語/文法/整序英作文などの基本問題。
・長文読解
・長い英文を読む練習を普段からしておきましょう。内容理解や指示語の説明、問われている部分の抜出し等の設問に解答できるよう、過去問等を通じで傾向、対策が必要だそうです。
・英作文
・文法力に加え、表現力等を英作文の中で見ていきます。自分の意見を英語で書けるように練習しておいてください。
ということで、おおざっぱに茗溪学園の受験対策について書きましたが、肝心の学校の様子について触れることができませんでした。それについては後日記事にできればと考えています。
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