2015年05月03日
つくば市 総合運動公園の是非を問う住民投票、事実上決定! か!?
つくば市議会 平成27年第1回臨時会が5月1日~5月12日で開催されております。
この会議、住民投票を実施するかどうかを決めるのが主要な目的です。
Yomiuri Onlineによると、
つくば市の「(仮称)市総合運動公園」整備事業の是非を問う住民投票が実施されることが1日、事実上決まった。住民団体から直接請求された住民投票条例案が、この日開会した臨時市議会に提出され、閉会後、住民団体を支援する議員を中心としたグループとその他の議員グループが、それぞれ投票実施を前提とする修正案の提出を決めたためだ。両修正案は8日の特別委員会で提出され、最終的にどちらかの修正案が臨時市議会最終日12日の本会議で可決されることになる。
問題は、どういった条例になって住民投票が行われるか、ですね。
もともとの住民投票条例案では、「○」か「×」で争うこととしているわけですが、市長は
「総合運動公園の整備自体に反対する」
「総合運動公園の整備には賛成だが,その規模や導入する施設の内容,建設時期等の見直しを求める」
「総合運動公園の整備に賛成する」
の3択にしたいように感じられます。
また、もともとの住民投票条例案には無い、有効投票率を導入しようとしています。
「住民投票の投票率が,あらかじめ定めた水準を上回るものでなければ,投票結果を民意として尊重することには,大きな問題があると考えます。」
具体的には
「直近の市議会議員選挙の投票率である54.53%以上の有効投票ること」
としたいように感じられます。
このあたり、再びYomiuri Onlineを参照すると
■住民団体側
修正案を出す議員グループの一つは、住民団体を支援している「つくば・市民ネットワーク」(3人)と「日本共産党」(3人)のほか、市長に批判的な立場を取っている「つくば自由民主党・つくば維新の会」(5人)と、「統一会派つくば政清会・民主党の会」(5人)のうちの多数。
修正内容は、条例の失効日の追加や、条例案の文中で主語として不明確と指摘された「付議事項」と「事案」の文言を、いずれも「(仮称)つくば市総合運動公園基本計画、及びこれに係る市費の支出」に改めるものなどとなっている。
■市長与党側
もう一方のグループは、市長与党の立場を取る「つくば市民政策研究会」(5人)のほか、「公明党」(3人)、1人会派の1人と、「統一会派つくば政清会・民主党の会」(5人)のうちの少数。
こちらの修正内容は市長意見を踏まえ、原案にはない有効投票率を定めることや、原案では基本計画と市費支出に賛成か反対のどちらかしか表明できないのに対し、「計画の変更」などの選択肢を加えることなどを検討している。
ということになっているようです。
5月8日の本会議で、「住民団体を支援する議員を中心としたグループ」と「その他の議員グループ」がそれぞれ修正した住民投票条例案についての議論がなされるものと思われます。
そして、5月12日午前10時が採決となります。
5月8日の本会議が肝ですね。
ちなみに、市長提示の議案は下記です。
議案第56号